126. 後付けの話。その2
アンデルセンバッグ ANDERSENBAG
石山祐一郎 Yuichiro Ishiyama
イベントの依頼を受けて富山の現場へすぐに視察へ行きました。
まだ「コールハーン」さんが、ショップ展開をされている時に店舗展開のイメージを見ておきたいと思い、とにかく直ぐに視察へ行きました。
現場を見た瞬間に、つぎの3つの言葉しか頭に浮かびませんでした…。
「広すぎる…。」
「物量が絶対に足りない…。」
「やばい…。」
あまりのスペースの広さにとにかく引きました…。27坪だと聞いてはいましたが、今まで数多くこなしてきたどの現場よりも、比べものにならないくらい広いスペースでした。感覚的に言うといつものイベントスペースの10倍ぐらい?いや20倍ぐらいとかそんなレベルでした。また富山大和さんの建物がおそらくバブル期に設計されて建てた建物だと思われ、天井もかなり高く設計されており実際よりも更に広く見えました…。
確実にアンデルセンバッグの現行品の全型全色のラインナップを並べても埋まらないレベルの広さでした。その不安がおそらく表情にもあらわれていたんだと思いますが、バイヤーから売場をパーテーションで仕切って少し売場を縮小しますか?という提案があったほど…。不安いっぱいの始まりでした。
一瞬、バイヤーの提案に直ぐに乗っかろうと弱気になりましたが…、普段はラグジュアリーブランドが使用する空間を丸ごと使え、世界観を演出出来る事などなかなかない事なので、そのまま使用させて欲しいとバイヤーに伝えて東京へ戻りました。
「さてどうするか…。」
これが後付けの始まりでした…。
まだ長くなりそうなので…。
つづく。
インスタの方も情報配信しています!
@andersenbag.tokyo
アンデルセンバッグ ANDERSENBAG
石山祐一郎 Yuichiro Ishiyama