アンデルセンバッグ ブログ

デンマーク発、日本生まれの「アンデルセンバッグ」をご紹介します。

168. 少しだけ深掘りの話。

 

 

 

アンデルセンバッグ ANDERSENBAG 

石山 祐一郎  Yuichiro Ishiyama 

 

 

現在、広島福屋八丁堀本店にてPOPUP SHOPを展開しております。今回広島福屋90周年記念モデルとして広島福屋限定モデルを数量限定にて販売をしております。

 

 

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90周年記念モデル用として革から新規で開発をしました。採用した革はヌバックの防水レザーになります。防水レザーというのは今となっては技術的にも目新しいものではありませんが起毛しているヌバックが防水レザーというのは今までなかったと思います。

 

 

f:id:andersenbag:20190914084915j:image#水が玉の様にはじきます。

 

 

ヌバックレザーは水などが染み込んでいく?イメージが強いので、ヌバック+防水はかなりギャップもありインパクトもあると思います。カラーはグレーのみ。限定本数3本のみの販売になります。

 

 

 

 

 

少しだけ深掘りになりますが、撥水レザーと防水レザーの違いについて簡単に、ご説明させていただきます。

 

まずは撥水レザーですが、撥水レザーは表面的に加工をした革のことをいいます。わかりやすく例えると革に防水スプレーをかけた状態であくまでも表面的にコーテイングをした状態になります、使い始めはいいのですが時間がたつとだんだんと効果が薄れてきます。表面的なコーテイングなので使う人の使い方にもよりますが3ヶ月から、長くても1年で確実に効果がなくなると思います。効果がなくなれば普通の革と大差なくなります。

 

 

 

一方、防水レザーは、表面的に加工をしている撥水レザーとは違い、下地の段階から繊維にまで入り込むように防水加工をしていますので、防水効果が半永久的に続きます。技術的には前からある技術なので、そんなに驚くようなことではないのですが、ヌバックレザーを防水にしたというのはあまり聞いた事がないので、かなり珍しいと思います。

 

 

今回の90周年記念モデルは防水レザーを採用しました。これは「ひとつのモノを大事に長く使用してもらいたい」というアンデルセンバッグの考え方から防水レザーの機能の方を選択しました。

 

 


最後によく勘違いをする部分でもあるので、ご説明をしておきます。

 

「防水加工をしてあると汚れにも強いの?」

「コーテイングしてあるから汚れないんじゃないの?」

 

という問いがよくありますが、防水はあくまで水に対しての効果なので、汚れに対しての効果はありません。当然使用をしていくと汚れていきます。水に対しては半永久的ですが、汚れに対しては当然汚れていきます。

 

 

少しだけ深掘りのつもりが長くなってしまいました…。ごめんなさい。

 

 

 

 

9/12(木)〜18(水)

広島福屋八丁堀本店2F ハンドバッグ売場

期間限定shop「アンデルセンバッグ」

 

 

 

 

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