158. お客様は使うプロ!の話。
アンデルセンバッグ ANDERSENBAG
石山 祐一郎 Yuichiro Ishiyama
新潟伊勢丹での「日本革市」初日を終えました。初日から革製品を愛する多数のお客様のご来店があり、大変嬉しく思います。ありがとうございます!アンデルセンバッグも今回広告商品の8140ブレウ・2wayミニトートを中心に2019AW商品を展開しています!
No.8140ブレウ・2wayミニトート
w290 x h180 x d100
¥49000本体 +税
ブラック・トープ(全2色)
特に今回広告商品でもあります、8140ブレウ2wayミニトートはお客様の声から生まれたモデルでもあり、特に今回のオススメ商品になります!
長年モノ作りをしていますと今までの習慣で安易にモノを作ってしまう事があります。気をつけていますが気をつけているつもり?になっている部分も正直あったりします。
かなり前に実際にあった話ですが、内装のファスナーを今までがそうだったので何の疑いもなく長さを22cmにしていたところ、あと2〜3cm長く伸ばしてくれたら内装ファスナー内に長財布が入るのに!と内装のファスナーの長さをお客様から指摘をされた事がありました。本社へ持ち帰り、ストレートに職人へお客様から言われたご要望を伝えたところ、「今までがそうだから問題ない。変える必要がない。」と言われた事がありました。
この瞬間にこのままだとマズイと感じました…。
すごく批判を恐れずに言わせてもらうと、現在の60代以上の職人さん達は、いわゆるバブル期を経験しています。バブル期はモノを作れば売れました。ましてやその時代に強力な海外のライセンスブランドを扱っていた場合、そのブランドの名前さえついていれば、クォリティはまったく関係なく、ただただ作れば売れるという時代でした。
そこにお客様の声など入る余地などは無く、悪い言い方をすれば作り手である職人の作りやすいように品物が作られて、使い勝手などはまったく無視されているような商品作りがされていました。当時は私も20代でしたが、その当時からお客様の存在を無視したような商品作りに疑問を感じていました。
私たちはモノを作るプロかもしれませんが、お客様もバッグを使うプロです。実際にご使用になられて不都合に感じているプロのお客様からのリアルな声は本当に正しい事が多いと思います。ましてお客様は国内外の様々はブランドを使ってきています。そのうえでの使い勝手がいい?悪い?の判断なので間違いはないです。
もちろん限られたエリアなどで個人的な意見や個人的な声で、個人の要望に合わせて商品の改善をすることは無いですが、全国をまわって全国的に同様のご意見や声が増えてくるような個所や機能があれば、それは定番の商品であっても耳を傾けてどんどんと改善をしていくべきだと考えております!それが対応出来るのも自社工場でモノ作りをしている私たちの強みだと思っております!
アンデルセンバッグのコンセプトは、
「ひとつのモノを大事に長く使用してもらいたいです。」
長く使用してもらうためには流行を追うことや流行りを取り入れることではなく、シンプルで無駄がなく、飽きがこないしっかりとしたモノ作りが必要になってきます。またシンプルなデザインだけではなく使い勝手がとても重要になると考えています。
使い勝手は考えるだけではわかりません。実際に使わないとわかりません。リアルに実際にお使いのお客様に聞くことが一番の近道だと思っています。今までもお客様の声をきっかけに改善をしたらものすごく使いやすいと評価が上がったモデルもあります。どんどんとお気軽にバッグを使うプロのお客様のご意見をお聞かせください!売場でもご意見、ご要望をお待ちしています!直接お客様とお話しが出来るイベント時こそ、特にチャンスだと思っております。
そうしていただいた声をカタチにしていくのが、私たち作り手の仕事だと思っております。
今回の新潟伊勢丹でのイベントでもご紹介しています、No.8140ブレウ・2wayミニトートはまさしく、お客様の声から生まれたモデルです。当初はシリーズのラインナップにもまったく入っておらずこのサイズ感のモノは作る予定がございませんでした。
ただお客様からのご要望や問い合わせが多かったので再度検討して、シリーズ内に追加を致しました。是非売場でお手に取ってご覧になってください!
9/4(水)〜9(月)新潟伊勢丹 7F催事場
合同イベント「日本革市」
インスタの方も情報配信しています!
@andersenbag.tokyo
アンデルセンバッグ ANDERSENBAG
石山 祐一郎 Yuichiro Ishiyama