153. 特別な街、新潟の話。
アンデルセンバッグ ANDERSENBAG
石山祐一郎 Yuichiro Ishiyama
9/4(水)から新しいアンデルセンバッグの旅が新潟で始まります。今回は「日本革市」という合同イベントに出店をさせていただきます。新潟エリアにはリピーターの顧客様がとても多いのでお会い出来る事をスタッフ一同とても楽しみにしております。
@新潟萬代橋
新潟では2012年からイベントを行っております。今年で8年目になります。アンデルセンバッグにとって新潟はとても特別なエリアであり、とても特別な場所になります。言い方を変えさせていただくと私にとって新潟は、どこのエリアとも違う特別な思いがあるエリアになります。今回はそんな特別な街、新潟のお話をしたいと思います。
2011年からスポットで全国のいろいろな場所で、 アンデルセンバッグのイベントを行うようになりました。そして2012年1月「日本革市」の第一回目の仙台三越から本格的に主要百貨店を中心にアンデルセンバッグのイベントがスタートしました。
その後、合同イベントなどを中心に出店をしていきました。小さい規模感のイベントでは4〜5メーカーによるイベント、大きな規模感のイベントでは40〜50のメーカーによるイベントへ積極的に出店をしていました。だんだんとそれなりの数字も残せるようになってきた2012年9月のある日、1本の電話が入りました。新潟伊勢丹のバイヤーからのとんでもないオファーのご連絡でした…。
現在は新潟伊勢丹1F「 JIMMY CHOO 」の売場になっておりますが、その昔「PRADA」が入っており、「PRADA」撤退後に売場が空いて、一時期イベントスペースになっていた事がありました。そのイベントスペースで「アンデルセンバッグ」の単独でのPORUP SHOPを展開しませんか?というオファーでした…。
いつかはと夢見ていましたが、こんなにも早く単独でのPORUP SHOPの話が来るとは思わずとても驚きました。ただこんなチャンスはなかなか無いと思い、ほぼ即答でオファーをお受けしました。広さ的には20坪ぐらい?ある売場だったのですが…。その時は後先考えずオファーを受けました。
今なら広ければ広いなりに狭ければ狭いなりにそれなりの「アンデルセンバッグ」の世界観を作りながら売場を作るノウハウはありますが、当時はほぼ合同催事にしか出店をした事がないちっぽけなブランドだったので、ディスプレイ一つとっても何をどうしたらいいか?わからなかったですし、商品点数も全然足りていないし、売場の棚を埋められるのか?不安でしかありませんでした。
ただ人間お尻に火がつくと何でも出来るモノです。「売場でどう世界観を作ればいいのか?」なんて頭で考えてもまったくわからなかったので、とにかく売場へ足を運んでディスプレイの参考になるものや商品の見せ方などを探しに勉強をしに、銀座、新宿の百貨店を中心にとにかくまわって見て学びました。今だに難しさを感じながらいろいろとトライをしていますが、いわゆるショーウィングと言うのでしょうか?いかに商品を良く見せるか?という事をいろいろと学ばせてもらいました。(もちろん現在もいろいろなブランドショップを見て勉強をさせてもらっています。)また、商品の方もあらゆる手を使って、何とか新型や季節商品を会期に間に合わせ店頭へ商品を並べました…。
いろいろと悩み、いろいろと勉強をさせてもらいましたが結果的にはこのアンデルセンバッグ初の新潟でのPORUPSHOPは成功したと思っています。このイベントがあったからこそ、現在のアンデルセンバッグがあると思っています。
売場での商品の見せ方一つでも、そしてブランドの世界観の作り方一つでも、お客様の反応が全く違います。お客様が足を止めてくださるのか?くださらないのか?お客様に商品を手にとってもらえるのか?もらえないのか?現場に立ってお客様と接して、現実的な本当にシビアな状況を体感し、大きな経験をさせてもらいました。この売場での感覚は言葉で伝えてもなかなか難しいと思います。本当の意味では現場に立たない限り理解は出来ないと思います。いい経験をさせてもらいました。
様々な事を踏まえて、大きな大きなチャンスをいただきました新潟伊勢丹と担当バイヤーに感謝ですし、初単独でのPORUP SHOPを開催させていただいた恩もあります。新潟エリアに対して私個人の思い入れが強すぎるのかも知れませんが、新潟はやはり私にとって特別なエリアだとあらためて思いました!
そんな新潟でのイベントは下記の日程で行われます!!
9/4(水)〜9(月)新潟伊勢丹 7F催事場
合同イベント「日本革市」
アンデルセンバッグの新しい旅、
次は新潟へおうかがいします!
インスタの方も情報配信しています!
@andersenbag.tokyo
アンデルセンバッグ ANDERSENBAG
石山祐一郎 Yuichiro Ishiyama